【ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ】エグゼクティブ シェフパティシエ德永純司氏インタビュー

ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ エグゼクティブ シェフパティシエ 德永純司氏にお話を伺ってきました!
プレス担当のカネコです。
今回は初めてホテルにお邪魔し、お話を伺いました!


德永シェフは、洋菓子界の最高峰と呼ばれる「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2015」に日本代表として出場し銀賞を受賞されました。
他にも数々のコンクールに出場され、優勝経験もある実力者です。

エントランスを抜け左に行くと、「ザ・ショップN.Y.ラウンジブティック」の陳列されたケーキが目に入り、一瞬にしてワクワクしてきます!
そこでエグゼクティブシェフを務める德永シェフの職人家系や、コンクールの経験のお話をご紹介します。
小さい頃から物づくりが好きだったというシェフのルーツは、おじいさまが和菓子職人、お父さまが大工さんということもあり、自然と何かの職人になると思っていたそう。料理人、時計職人など幼少期は何でもよかったけれど、結婚式用に紅白饅頭を作っていたおじいさまの話を聞いてお菓子作りにも興味を持ち始め、そこから「これからは洋菓子かな」と、高校卒業後に縁あって大阪のホテルに就職されたそうです。
しかしパティシエ希望でホテルに入った1年目は、料理をサーブするホテルマンに配属が決まり、1年後に異動した先は魚をさばく調理部。次はようやくパティシエかと期待していたら、当時パティシエ枠の空きがなかったそう。そこでパティシエを目指し、他のホテルに移られてからパティシエとしての道が始まったそうです。
今となっては料理人時代の厳しい世界で鍛えられたことが、大きな成長につながったとさわやかな表情で話してくれました。

2003年に寺井シェフがクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーに出場された姿を見て、「いつか自分もクープでコンクールに出たい!」という気持ちがあったけれど、当時寺井シェフは雲の上の人。寺井シェフへの憧れから情熱そして挑戦へと気持ちが変わりましたが、まさか最終的に自身が世界大会まで行くとは思っていなかったそうです。


予選では競合選手が多く予選通過の道のりは厳しく、何度もチャレンジされたそうです。その厳しい予選を通してさらに経験を積むことができ、選手として一番良いタイミングで2015年に本大会へと臨むことができたそうです。
ベストなタイミングで出場できたと当時は思っても、今はもっといろいろ食べて、見ておけばよかったと伺い、何事も経験を積むことに終わりはないと思いました。

德永シェフは「食べて美味しい、見て美味しい」を心がけ、なるべくシンプルに作るようにしているそうです。休みの日には他のパティスリーのケーキを食べ、日々研究されているそうです。
最後にPATRICKの印象を聞いてみると、ファッション好きで、スポーティーなイメージが印象的で、高校時代は通学時にPATRICKを履かれていたという、おしゃれな学生だったようです!
インタビューを終え、桃のショートケーキをいただきました。
マスクを外した途端、桃の香りが一気に飛び込んできました!
季節を感じる桃とスポンジの柔らかさ、食べるのがもったいないくらいのきれいな見た目でしたが、あっという間に完食してしまいました。(笑)
德永シェフ、ありがとうございました!!